Gemini 4 Argon の料金:リクエスト費用の計算方法
Gemini 4 Argon の費用を入力・キャッシュ入力・思考トークンから見積もります。SeedRouter の最新料金を確認し、会話と長い応答の予算を計算できます。
Markdown で読むGemini 4 Argon の料金を考える際は、通常の入力、キャッシュ入力、思考を含む出力の 3 つの使用量を確認します。画面に表示される回答が短くても、多くの出力トークンを消費することがあります。会話が長くなると以前のメッセージも再送されるため、10 回目のやり取りにかかる費用が 1 回目と同じとは限りません。
この記事では、報告された使用量からリクエスト費用を見積もる方法と、送信前に予算を設定する方法を説明します。以下の表は、SeedRouter の現在の課金単価を取得したものです。Google の公表価格や Google AI のサブスクリプションはそれぞれ別のものであり、アカウントに適用される単価の代わりにはなりません。
Gemini 4 Argon の現在の料金
100 万トークンあたりの米ドル料金
| 100 万トークンあたりの米ドル料金 | googlellm | googlellm-vertext |
|---|---|---|
| 入力 | $0.80 | $1.00 |
| 出力(思考を含む) | $4.00 | $5.00 |
| キャッシュ入力 | — | — |
キャッシュ済みトークンは入力の一部であり、追加入力ではありません。各継続リクエストには個別の使用量があります。失敗したリクエストには課金されません。
ブログ内の料金は定期的に更新されます。モデルページの最新料金と標準的なリクエスト例は、Gemini 4 Argon の料金をご覧ください。料金を取得できない場合は、表が更新されてから費用を見積もってください。単価が表示されないからといって、リクエストが無料になるわけではありません。
Google は導入価格の適用期間を 2026 年 11 月 30 日までとしています。この日付は Google 自身が公表した価格条件に関するもので、SeedRouter の将来の価格を決めるものではありません。Google の条件は公式発表で、この記事の計算に使うアカウントの単価は上の表で確認してください。
キャッシュを二重に数えずに費用を計算する
表示された単語数からトークン数を推測するのではなく、ネイティブ形式の usageMetadata フィールドを使います。
| 記号 | 使用量の値 | 意味 |
|---|---|---|
| P | promptTokenCount | キャッシュ済みトークンを含む、報告されたプロンプトの全トークン数 |
| C | cachedContentTokenCount | 入力のうちキャッシュされた部分 |
| O | candidatesTokenCount + thoughtsTokenCount | 回答と思考のトークン数 |
| I, R, U | 上記の入力・キャッシュ入力・出力単価 | 100 万トークンあたりの米ドル料金 |
リクエスト費用の見積もり式は次のとおりです。
cost = ((P - C) * I + C * R + O * U) / 1,000,000キャッシュ入力は、すでにプロンプトの合計に含まれています。P 全体に通常の単価を掛けたうえで C を加えると、二重に計算してしまいます。同様に、表示された候補テキストだけを数えると、思考分が抜け落ちます。各カウンターの定義は Google のトークンガイドに、SeedRouter でのネイティブ応答の扱いは API リファレンスに記載されています。
省略されたカウンターをゼロとして扱えるのは、完了した応答から、その使用量が報告されていないと確認できる場合だけです。使用量が届く前に接続が切れた場合、その応答からは金額を判断できません。費用ゼロの成功として表示せず、アカウントの使用履歴を確認してください。
3 つのトークン予算の計算例
以下は説明用のトークン数であり、特定のプロンプトを測定した結果ではありません。I、R、U には、更新される料金表の単価を代入してください。
| 例 | 通常の入力 | キャッシュ入力 | 出力(思考を含む) | 費用の式 |
|---|---|---|---|---|
| 短いリクエスト | 2,000 | 0 | 1,000 | 0.002 * I + 0.001 * U |
| 同じ文書を再送し、キャッシュヒットが報告された場合 | 10,000 | 40,000 | 2,000 | 0.010 * I + 0.040 * R + 0.002 * U |
| 同じ文書でキャッシュヒットがない場合 | 50,000 | 0 | 2,000 | 0.050 * I + 0.002 * U |
2 番目と 3 番目の例は、プロンプトが同じ 50,000 トークンで、出力数も同じです。費用の差は 0.040 * (I - R) になります。これにより、同じ文書を繰り返せば必ずキャッシュヒットするとは仮定せずに、キャッシュによる違いを確認できます。
月額費用を見積もるには、リクエストの種類ごとに想定件数を掛け、合計します。追加の会話ターンや継続リクエストも含めてください。利用者数だけを基準にした計画では、使い方の違いを捉えられません。短い質問をする人もいれば、大きな文書を繰り返し送る人もいます。
思考とコンテキストは予算にどう影響するか
Argon は 1,048,576 トークンを入力・思考・出力で共有します。これは容量の上限であり、その数だけ回答トークンを生成できるという約束ではありません。maxOutputTokens は思考を含むため、1,024 に設定しても、表示されるテキストが 1,024 トークンになるとは限りません。モデルがその枠の一部、あるいは大部分を推論に使う場合もあります。詳しくは Google のネイティブ生成ガイドをご覧ください。
thinkingLevel では low、medium、high を選択でき、デフォルトは medium です。まずはタスクに合ったレベルを使い、設定を上げたときの結果の改善が、実測した費用に見合うかを評価してください。思考レベルから請求額を求める固定の倍率はありません。
通常のリクエスト 1 回では、出力予算 B に対する出力費用の枠は B * U / 1,000,000 です。入力費用の見積もりは別途加えます。ツール固有の料金が発生する場合は、個別に予算を立てて確認する必要があり、この基本的なテキストの計算式には含まれません。
会話の追加ターンと継続リクエストの違い
会話で追加の質問をするときは、それまでのユーザーとモデルのやり取りを履歴として送ります。そのトークンは、新しいリクエストの入力になります。表示された回答だけから履歴を組み直すのではなく、署名を含むネイティブのコンテンツ全体を保存してください。Python のストリーミングチュートリアルで、この流れを紹介しています。
一方、long decode は、不透明な継続トークンを使って同じ生成処理を再開します。Google の long decode ガイドでは、元のリクエストと最新のトークンが必要とされています。途中までの出力を、新しい会話ターンとして追加してはいけません。基となる各リクエストに使用量があるため、完了したリクエストの記録を一度ずつ合計します。同じ記録を集計した SDK の合計値を、さらに足してはいけません。
SeedRouter の基本的なテキストストリーミングは、ローカル環境でエンドツーエンドの確認に合格しています。long decode や高度な操作には、引き続き個別の機能検証が必要です。この記事は予算の考え方を説明するものであり、すべての操作が正常に動作することを実証したという主張ではありません。
予算に関するよくある質問
Google AI Pro に加入していれば Gemini 4 Argon は無料ですか?
アプリの利用権と API の課金は別です。利用方法ガイドでは、Gemini App、Antigravity、API のアクセスを区別しています。一般向けサブスクリプションへの加入によって、SeedRouter API の無料枠が付くわけではありません。
キャッシュヒットでリクエスト全体が安くなりますか?
キャッシュされた入力部分の料金が下がります。新しい入力と生成された出力には、それぞれの単価が適用されます。実際のキャッシュ済みトークン数を確認してください。同じテキストを繰り返しただけでは、キャッシュヒットした証拠にはなりません。
表示された回答のトークン料金より請求額が高いのはなぜですか?
思考は出力として課金され、プロンプトにも料金がかかるためです。課金の誤りと判断する前に、すべての使用量カウンターを料金表と照らし合わせてください。
使用量を基に予算を組む
Gemini 4 Argon の料金を管理する際は、適用単価の記録、通常の入力、キャッシュ入力、出力の合計を一緒に残しておきましょう。トークン数の前提を明示して見積もり、実際にリクエストが完了したら、その使用量に置き換えます。Playgroundで自分のタスクを試し、予算の使い道を選ぶ際には Opus 5.5 比較ガイドも参考にしてください。



